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Sunday, November 9, 2008

Inside Steve's brain (update)

最近は読んだ本の内容を忘れてしまったり、どこに書いてあったのか思い出せなくなってもいいように、読みながら感動した文章をevernoteにメモしながら読んでいる。おかげで時間がかかるけどこうしておけばMacの中を検索すればいつでも読みたいところがすぐに見つかる。

昨日はINSIDE STEVE'S BRAINという本を読んだ。あのAppleの共同創設者であるSteve Jobsについて調べあげたよい本だった。共感できるところもたくさんあったし、Mac OS Xのボタン一つにまで徹底したこだわりを見せる狂気のようなAppleの姿勢に感動した。
常々思ってきたけど、この本を読んで改めて確信した。

天才とは狂気だ。

間違いない。YOSHIKIとか見てても絶対普通じゃない。才能が非凡なのはもちろんだけどそれにかける情熱やこだわりがもう人間のレベルじゃない。VIOLET UKというYOSHIKIのプロジェクトはまだX JAPANとして活動していた1991年にその構想がスタートした。そして2005年時点で制作された楽曲数は300を超え、レコーディング費用は12億円を超えている! けどなんといまだに本格デビューしてない! なんじゃそれ!どうやってリクープすんだよって思ってしまうのが凡人だけど、彼が言うにはレコーディングの質に納得が行かないらしい。彼の頭の中で流れている曲がその曲の完成形というか本来の姿であって、それを形にするレコーディングという作業を経て実際にできた曲との間にどうしても生じるギャップが許せないらしい。それにしてもそれに20年近い歳月と12億円以上の費用...狂気としか言いようがない。でもそんな苦しみを超えてできた音楽を聴くとすべてに納得がいってしまう。

Steve Jobsもジャンルは違えど同じ種類の人だ。大体キャリアがハンパない。一度成功すればアメリカンドリームと言われる世界で何度花を咲かせてきたことか。
初めてのパーソナルなコンピュータであるMac、自分が手塩にかけたAppleからの追放、今でも評価が高いNeXT社の設立、Pixar社を買収してトイストーリーなどで知られるトップアニメーションスタジオに育て上げる、AppleにNcXTを買収させてAppleへの衝撃のカムバック、あの半透明のiMacから始まる快進撃で瀕死のAppleを立て直す、iPodで音楽業界を席巻、Pixarをディズニーに売却したことでディズニーの個人筆頭株主になる、iPhoneで携帯業界も覆す。。

ぱっと思いつくだけでこれだけの功績を残してる。こんな人は他にいない。特にMac、iPod、iPhoneはそれだけで人の生活スタイルそのものを変えてきた。そんな彼の言葉の中で特に感動した言葉を紹介したい。(ホントは英語で発せられた言葉って多少わかんなくても英語のまま読んだ方がフィルターが少なくていいと思うんだけど、時間がないのでこの本の中からそのまま引用させてもらいます。)

"技術が複雑になるにつれて高度な技術を普通の人に理解させる術を知っているというAppleの強みがますます重宝される"

"自分が何を欲しいかなんてそれを見せられるまでわからないことが多いものだ"

"デザインというのはおかしな言葉だ。デザインとは見かけのことだと思っている人がいる。だがもちろん、もっと掘り下げればそれは実は機能のことだとわかる。Macのデザインは見た目ではない、まあそれも一部ではあるが。何よりもそれな機能そのものだ。何かをきちんとデザインするためにはそれを理解しなければいけない。それがどういうものなのかをすっかり把握するんだ。何ものかを本当に十分に理解するには熱烈なコミットメントが必要だ。すぐに飲み込むのではなくよく咀嚼しなければならない。たいていの人はそんな時間を取らないがね。"

"世界のトップレベルでない人材がいるのはつらいものだ。そういう人には退場してもらわなければならない。でも考えてみたら、私たちの仕事は時としてまさにそれだった。能力のないものを退場させるのだ。それを私は常に思いやりを持ってやろうとしてきた。でもやはり、それはやらなければならない。決して楽しいことではなくても。"

"私たちが意識するのは優れた製品を作ることだけだ。『革新的になろう!勉強しよう!これがイノベーションの五箇条だ。全社に掲示しょう!』という風には考えない。イノベーションを体系化しようとするのはかっこよくなろうとしてかえってかっこわるい人間になるようなものだ。見ていて痛々しい。Michel Dellのダンスを見るようなものだ。"

"創造性というのは物事を結びつけることにすぎない。クリエイティブ担当者にこれはどうやったのかと訊けば、彼らは少々罪悪感にとらわれる。実際には何もしていないからだ。彼らはただ見ただけだ。見ているうちに彼らにははっきりする。過去の経験をつなぎ合わせ、新しいものを統合することができるからだ。それが可能なのは彼らが他の人間より多くの経験をしているから、あるいは他の人間より自分の経験についてよく考えているからだ。不幸にもそれはごくまれにしか起こらない。この業界の多くの人々はあまり多様な経験をしていない。だからつなぎ合わせる点の数が足らず、問題に対する幅広い視野がかけた直線的な解決策に終わってしまう。人間の経験に対する理解が広くなればなるほどデザインは向上する。"

まだまだあるんだけどきりがないのでまた機会を見つけて参照しようと思う。個人的には最後に引用した言葉が特に最高。
"イノベーション=ゼロからのひらめき"みたいに思われがちだけど、いろんな知識や経験をつなぎ合わせることらしい。そういえばiPodだって一つ一つの技術は新しいものばかりじゃなかった。その点YOSHIKIの音楽制作はゼロから生まれる側面が強そうだけど、それでもやっぱり人生の経験だとかそのときの感情とかが音になって出てくるのだと思えば本質は同じかもしれない。
やっぱり図書館に閉じこもって教科書ばかり読んでちゃダメだな。全然関係ない分野の知識から新しい発想が生まれるかもしれない。でもそれも本業への知識を持ってて初めて相乗効果が出るものだから基本は大事。

結局はバランスってことか。。。



今回紹介した本は本当にオススメなので時間があったら読んでみて感想聞かせてください。
UPDATE:Stanford大学での有名なSteve Jobsのスピーチ。
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Listening to VIOLET UK Violet UK - Sex & Religion - Single - Sex & Religion
Full English site: TOSHI.NET


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